MDP ICCプロファイルとWindows用ドライバ~Mac OS X編
Mac OS X用のプリンタドライバver.1.0.2に組み込まれたColorSync用ICCプロファイル
12種類とWindows2000用ドライバVer.2.3.2の印刷モード,解像度,ハーフトーン,用紙との対応を
表にまとめたものです。
これは,当方が所有するMac OS X対応機種MD-5000とMD-5500の各OS用
ドライバの機能から推定したものであることをお断りしておきます。
Mac OS X ColorSync用ICCプロファイル-Windows2000用ドライバ対応表
ファイル名 |
印刷 モード |
解像度
|
ハーフトーン
|
対応用紙 |
MDP_OHP_Fine.icc |
標準 |
600dpi |
145lpi |
専用OHP |
MDP_PhotoColor_MD1300.icc(*1) |
昇華フォトカラー |
600dpi |
- |
フォトカラーペーパー,フォトカラーはがき,フォトカラーシール |
MDP_PhotoColor_MD5000P.icc(*2) |
昇華フォトカラー |
600dpi |
- |
フォトカラーペーパー,フォトカラーはがき,フォトカラーシール |
MDP_PhotoColor_MD5500P.icc(*3) |
昇華フォトカラー |
600dpi |
- |
フォトカラーペーパー,フォトカラーはがき,フォトカラーシール |
MDP_PPC_Fine.icc |
標準 |
600dpi |
145lpi |
普通(コピー)紙,平滑紙,官製はがき,厚紙,アイロンシート,光沢転写フィルム |
MDP_Glossy_Fine.icc(*4) |
標準 |
600dpi |
145lpi |
普通(コピー)紙,平滑紙,官製はがき,厚紙 |
MDP_Press_Fine.icc |
標準 |
600dpi |
145lpi |
印刷本紙 |
MDP_VDPhoto_Std.icc |
VDフォトカラー |
2400dpi |
145lpi |
普通(コピー)紙,平滑紙,厚紙,官製はがき |
MDP_PressVDPhoto_Fine.icc |
VDフォトカラー |
2400dpi |
160lpi |
印刷本紙 |
MDP_VDPhotoFilm_Super.icc |
VDフォトカラー |
2400dpi |
190lpi |
VDフォトフィルム,専用光沢シール |
MDP_VDPhotoPaper_Super.icc |
VDフォトカラー |
2400dpi |
190lpi |
VD用紙,VDフォトはがき |
MDP_VDPhotoPaper2_Super.icc |
VDフォトカラー |
2400dpi |
190lpi |
VD用紙2 |
|
(*1)MD-1300用 (*2)MD-5000P用 (*3)MD-5500P用 (*4)光沢仕上げインク使用 |
上表を作成するにあたり,改めて各OSの印刷機能を調べていく中で気付いたことがあります。Mac OS Xでは印刷解像度や
線数はユーザーからは見えなくなっていること,そして,VDフォトカラー印刷では,Mac OS9やWindowsドライバでいう 2400dpi 160lpi印刷には
印刷本紙のみの対応であり,メディア設定で普通に普通(コピー)紙や平滑紙を選んだ場合,自動的に2400dpi 145lpiに設定され,
かつそれしか(例えMFインクを使っても)印刷できなかったということです(その他の用紙で160lpi印刷したければメディア設定で「印刷本紙」を選ぶ
しかない)。これはWindows2000で160lpiや145lpi印刷したものと比べた結果です。マニュアルにもALPSのWebにもこの辺の記述がないようです
が,どうなんでしょうか。自明なことなのかもしれませんが,改めて見直すと色々なことが判るものです。
次は,Mac OS9のICCプロファイルとWindowsとの対応表です(が,わかる分だけ)。
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