MDP ICCプロファイルとWindows用ドライバ~Mac OS9編 ― 2007/09/27
これは,当方が所有するMD-2010S,MD-5000及びMD-5500の各OS用ドライバの機能から推定したものであることをお断りしておきます。
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(*1)MD-1300用 (*2)MD-2300S用 (*3)MD-5000P用 (*4)MD-5500P用 (*5)MD-1000 MD-1300 MD-1500用 (*6)光沢仕上げインク使用 |
以前にも言いましたが,Windowsに流用する場合は,ファイル名にある「/」を「_(アンダースコア)」に換えたり,拡張子icc(あるいはicm)を付け足したりしてWindows環境で認識できるようにあらかじめMac OS上でリネームしておかなければなりません。
(例1)MDP OHP/Fine ---> MDP OHP_Fine.icc
(例2)MDP Press VDPhoto/Standard
---> MDP_Press_VDPhoto_Standard.icm
※MDP Monitor-D50は色温度5000Kのモニタ用ICCファイルですが,特に必要はありません。自分のモニタをキャリブレーションして色温度を5000K~6500K程度にしたモニタのICCプロファイルがあれば十分です。
ブログ形式は無理があるとつくづく ― 2007/09/25
一ヶ月間ブログにのせてやってきましたが,やはり,こういうものは日記にはそぐわないと判りました。というわけでWeb作成の勉強の為に専用Webを考えたりする今日この頃です。
MDP ICCプロファイルとWindows用ドライバ~Mac OS X編 ― 2007/09/19
これは,当方が所有するMac OS X対応機種MD-5000とMD-5500の各OS用 ドライバの機能から推定したものであることをお断りしておきます。
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(*1)MD-1300用 (*2)MD-5000P用 (*3)MD-5500P用 (*4)光沢仕上げインク使用 |
上表を作成するにあたり,改めて各OSの印刷機能を調べていく中で気付いたことがあります。Mac OS Xでは印刷解像度や 線数はユーザーからは見えなくなっていること,そして,VDフォトカラー印刷では,Mac OS9やWindowsドライバでいう 2400dpi 160lpi印刷には 印刷本紙のみの対応であり,メディア設定で普通に普通(コピー)紙や平滑紙を選んだ場合,自動的に2400dpi 145lpiに設定され, かつそれしか(例えMFインクを使っても)印刷できなかったということです(その他の用紙で160lpi印刷したければメディア設定で「印刷本紙」を選ぶ しかない)。これはWindows2000で160lpiや145lpi印刷したものと比べた結果です。マニュアルにもALPSのWebにもこの辺の記述がないようです が,どうなんでしょうか。自明なことなのかもしれませんが,改めて見直すと色々なことが判るものです。
次は,Mac OS9のICCプロファイルとWindowsとの対応表です(が,わかる分だけ)。
Windows環境でもICCプロファイルを使いたい。 ― 2007/09/19
この項は,MacintoshとWindows環境を所有し,プリンタドライバをインストールしてMDPを利用している方を対象にしています。勿論メーカー非保証であり,何があろうと当方も責任を負いかねることを予めお断り申し上げます。あくまで実験につき,実行される方は自己責任でお願い申し上げます m(_ _)m
「プリンタ側でカラーマッチング」するとは,プリンタドライバからMacintosh OSに組み込まれたColorSync(Windows OSならばICM)にデータを渡し(例えばモニタ画面表示と)カラーマッチングさせることです。ALPS MDPは前者のColorSyncに対応し,そのためのプリンタ用ICCプロファイルがプリンタドライバのインストール時にMacintosh OSのしかるべき場所に組み込まれますが,ICMには非対応であるため,Windows OSにはインストールされません。
「Windows環境でもICCプロファイルを使いたい」は,せめてこのMacにインストールされたICCプロファイルを流用して・・・
「Windows OS上のアプリケーション(PhotoshopやIllustratorなど)側からカラーマッチングしたい」・・・
ということなのです。
(アルプス電気のサポートによれば・・・MDP用ICCプロファイルは上述の「プリンタ側でカラーマッチング(Macintosh OSのColorSync)」専用であるので,それ以外の使い方(Macintosh上であってもPhotoshop等のアプリケーション側からのカラーマッチング)はサポート外である・・・ということでした。)
**** これから先は自己責任ということで,よろしくお願い申し上げます ****
Macintosh OS用プリンタドライバのインストール時にICCプロファイルはしかるべき場所に組み込まれます。
しかるべき場所・・・
・[Mac OS X10.3.9]
・[Mac OS 9.2.2]
システムフォルダ/ColorSync プロファイル
22個のICCプロファイルがインストールされています。
それぞれどの用紙のICCプロファイルかはファイル名から判ると思います(全てファイル名の頭にMDPがついています)が,後で対応の詳細を挙げておきます。Mac OS Xでは対応機種や用紙によりプロファイルはかなり減少しています。
Mac OS Xでは,「プリンタ側でのカラーマッチング(ColorSync)」を行う場合,「メディア設定」-「用紙の種類」と「カラー設定」-「品質」とで自動的に適切なICCプロファイルが選ばれるようになっていて,ユーザーがその存在を意識する必要はないのです(Mac OS 9ではプリンタ特性で見える)。これらのプロファイルはPhotoshopやIllustrator側の印刷プロファイルの設定で見ることができるのですが,こちらはメーカーサポート外です。(ここでは,ここのところが重要なのです(^^; )
さて,これらMac用にインストールされたICCプロファイルをMac上に適当なフォルダを作成してそこにコピーしておきます(Mac OS9用でファイル名に「/」があれば,予め「_」等に置き換え,拡張子(iccかicm)を付けておく必要があります)。それらをWindows2000では,C:\WINNT\system32\spool\drivers\colorフォルダに,WindowsXPではC:\Windows\system32\spool\drivers\colorフォルダにコピーします。
これでWindows OSでもアプリケーション(PhotoshopやIllustrator等)側でカラーマッチングできるはずです。その際,プリンタ側のカラーマッチングは「なし」にすることが肝腎です。
昇華印刷での詳細は当ブログ「昇華印刷してみます~On Windows 2000(2)」にあります。また,一般的には当ブログに上げた「カラーマネジメント実践Links」などを参照くださいませ。
「プリンタ側でカラーマッチング」するとは,プリンタドライバからMacintosh OSに組み込まれたColorSync(Windows OSならばICM)にデータを渡し(例えばモニタ画面表示と)カラーマッチングさせることです。ALPS MDPは前者のColorSyncに対応し,そのためのプリンタ用ICCプロファイルがプリンタドライバのインストール時にMacintosh OSのしかるべき場所に組み込まれますが,ICMには非対応であるため,Windows OSにはインストールされません。
「Windows環境でもICCプロファイルを使いたい」は,せめてこのMacにインストールされたICCプロファイルを流用して・・・
「Windows OS上のアプリケーション(PhotoshopやIllustratorなど)側からカラーマッチングしたい」・・・
ということなのです。
(アルプス電気のサポートによれば・・・MDP用ICCプロファイルは上述の「プリンタ側でカラーマッチング(Macintosh OSのColorSync)」専用であるので,それ以外の使い方(Macintosh上であってもPhotoshop等のアプリケーション側からのカラーマッチング)はサポート外である・・・ということでした。)
**** これから先は自己責任ということで,よろしくお願い申し上げます ****
Macintosh OS用プリンタドライバのインストール時にICCプロファイルはしかるべき場所に組み込まれます。
しかるべき場所・・・
・[Mac OS X10.3.9]
/ライブラリ/Printers/ALPS/MicroDryPM.plugin/Contents/Resouces
12個のICCプロファイルがインストールされています。(MicroDryPM.plugin上で(「control + 左クリック」か「右クリック」して)コンテクストメニューを出し「パッケージの内容を表示」を選ぶとフォルダが開きます。)・[Mac OS 9.2.2]
システムフォルダ/ColorSync プロファイル
22個のICCプロファイルがインストールされています。
それぞれどの用紙のICCプロファイルかはファイル名から判ると思います(全てファイル名の頭にMDPがついています)が,後で対応の詳細を挙げておきます。Mac OS Xでは対応機種や用紙によりプロファイルはかなり減少しています。
Mac OS Xでは,「プリンタ側でのカラーマッチング(ColorSync)」を行う場合,「メディア設定」-「用紙の種類」と「カラー設定」-「品質」とで自動的に適切なICCプロファイルが選ばれるようになっていて,ユーザーがその存在を意識する必要はないのです(Mac OS 9ではプリンタ特性で見える)。これらのプロファイルはPhotoshopやIllustrator側の印刷プロファイルの設定で見ることができるのですが,こちらはメーカーサポート外です。(ここでは,ここのところが重要なのです(^^; )
さて,これらMac用にインストールされたICCプロファイルをMac上に適当なフォルダを作成してそこにコピーしておきます(Mac OS9用でファイル名に「/」があれば,予め「_」等に置き換え,拡張子(iccかicm)を付けておく必要があります)。それらをWindows2000では,C:\WINNT\system32\spool\drivers\colorフォルダに,WindowsXPではC:\Windows\system32\spool\drivers\colorフォルダにコピーします。
これでWindows OSでもアプリケーション(PhotoshopやIllustrator等)側でカラーマッチングできるはずです。その際,プリンタ側のカラーマッチングは「なし」にすることが肝腎です。
昇華印刷での詳細は当ブログ「昇華印刷してみます~On Windows 2000(2)」にあります。また,一般的には当ブログに上げた「カラーマネジメント実践Links」などを参照くださいませ。
MDPの昇華印刷とICCプロファイルについて ― 2007/09/17
以前行ったMD-5500P(昇華キット装着)昇華印刷の総括をしておきます。
CMYのたった3色(昇華プリンタはどれも3色だが)で写真画像をここまで表現できるとは改めて驚きました。(写真印刷用のインクジェットプリンタEPSON PM-4000PX(これは7色)と比べても,ほぼ同等の表現力だと感じました。)
ただ一つの欠点は印刷画像にややムラが出てしまうということです(これが☆4つの原因です)。VDフォトカラー印刷でも広範囲の同色系印刷ではムラが目立つことがあります。印字ヘッドの高熱のせいではないかと私は思っています。目を凝らして近くで見て初めて判る程度ですが,不可避な現象のようです。記念写真や写真はがき(年賀状など)の気軽な用途では全く関係ないと思います。(自家製のお年玉付き年賀はがき用途ではその出来上がりはインクジェットプリンタよりも好みではあります。憶えていたら,自家製お年玉付き年賀はがきの講座を開くかもしれません(開かないかもしれないのでお気楽にお願いします)(^^;
MDPの利用目的は何だろうか。CMYKデータであろうとRGBデータであろうと,一つは昇華印刷に限らずVDフォトカラーなどで写真画像等の多階調画像を印刷すること,もう一つはMDPならではの使い方・・・それぞれのインクリボンのもつ独自の色を特色として印字すること(このブログの一番上にALPS MDP'S Spot Colorsとして挙げています)・・・でしょう。前者においては,現在ではどの方式のプリンタでも(Mac環境でもWindows環境でも)よく出来たICCプロファイルの存在が不可欠になっています。MDPも今回の昇華印刷を通して例外ではないと改めて感じました。
もし,OSが旧Mac OSやMac OS XであってデフォルトでICCプロファイルが使用できる環境ならば・・・OSがWindowsであっても・・・それがベターだと思います(ICCプロファイルを利用しない方法もあるんですが)。
そこで,「Windows環境でもICCプロファイルを使いたい」に続く・・・
CMYのたった3色(昇華プリンタはどれも3色だが)で写真画像をここまで表現できるとは改めて驚きました。(写真印刷用のインクジェットプリンタEPSON PM-4000PX(これは7色)と比べても,ほぼ同等の表現力だと感じました。)
ただ一つの欠点は印刷画像にややムラが出てしまうということです(これが☆4つの原因です)。VDフォトカラー印刷でも広範囲の同色系印刷ではムラが目立つことがあります。印字ヘッドの高熱のせいではないかと私は思っています。目を凝らして近くで見て初めて判る程度ですが,不可避な現象のようです。記念写真や写真はがき(年賀状など)の気軽な用途では全く関係ないと思います。(自家製のお年玉付き年賀はがき用途ではその出来上がりはインクジェットプリンタよりも好みではあります。憶えていたら,自家製お年玉付き年賀はがきの講座を開くかもしれません(開かないかもしれないのでお気楽にお願いします)(^^;
MDPの利用目的は何だろうか。CMYKデータであろうとRGBデータであろうと,一つは昇華印刷に限らずVDフォトカラーなどで写真画像等の多階調画像を印刷すること,もう一つはMDPならではの使い方・・・それぞれのインクリボンのもつ独自の色を特色として印字すること(このブログの一番上にALPS MDP'S Spot Colorsとして挙げています)・・・でしょう。前者においては,現在ではどの方式のプリンタでも(Mac環境でもWindows環境でも)よく出来たICCプロファイルの存在が不可欠になっています。MDPも今回の昇華印刷を通して例外ではないと改めて感じました。
もし,OSが旧Mac OSやMac OS XであってデフォルトでICCプロファイルが使用できる環境ならば・・・OSがWindowsであっても・・・それがベターだと思います(ICCプロファイルを利用しない方法もあるんですが)。
そこで,「Windows環境でもICCプロファイルを使いたい」に続く・・・
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